• 天皇賞 秋 1997

天皇賞 春・秋

第116回 天皇賞(秋) 1997年

1997年の天皇賞(秋)で、単勝1番人気に支持されたのはバブルガムフェロー。前年1996年のこのレースの覇者である。当時は3歳(旧年齢表記では4歳)。3歳馬が天皇賞(秋)を制したのは史上2頭目のことだった。この1997年も鳴尾記念を勝って、宝塚記念では2着。そして秋初戦の毎日王冠を快勝。連覇への期待がかかる。2番人気はエアグルーヴ。1996年のオークス馬である。この1997年はマーメイドステークス、札幌記念を連勝。牡馬相手のこのレースに駒を進めてきた。3番人気はジェニュイン。1995年の皐月賞馬である。1996年にはマイルチャンピオンシップで優勝。この1997年も安田記念で2着に入っていた。

レースはサイレンススズカが逃げて、1000メートル通過は58秒5という速い流れ。サイレンススズカも粘ったが、直線のダラダラとした坂を登り切ったところでさすがに脚が上がってしまう。そのサイレンススズカに並びかけ、一気に交わそうとするのはバブルガムフェローだが、その外にもう1頭いた。エアグルーヴだったのである。バブルガムフェローとエアグルーヴ、同世代の2頭が激しい叩き合いを演じる。しかし脚色がいいのは牝馬のエアグルーヴの方だった。バブルガムフェローも食い下がるが、なかなか交わすことができない。結果、エアグルーヴがバブルガムフェローをクビ差競り落として勝利。バブルガムフェローの連覇はならなかった。

牝馬のエアグルーヴによる天皇賞(秋)の勝利。これは1980年のプリティキャスト以来、17年ぶりの牝馬による優勝だった。前年1996年は初の3歳馬による優勝で沸いたこのレース、この1997年も2年続けて歴史的なレースとなったのである。

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