• 天皇賞 秋 1983

天皇賞 春・秋

第88回 天皇賞(秋) 1983年

1983年の天皇賞(秋)で、単勝1番人気に支持されたのはタカラテンリュウ。この年のダイヤモンドステークス、毎日王冠を優勝している。2番人気はキョウエイプロミスだった。毎日王冠3着からの参戦である。3番人気はアンバーシャダイ。1981年の有馬記念優勝馬である。

レースは人気のタカラテンリュウが、ハナを切って逃げる形でスタートした。そのタカラテンリュウをキョウエイプロミスは2~3番手でマークしながらの追走となった。このマークは2周目の最後の直線まで続き、その直線でキョウエイプロミスがタカラテンリュウを交わして先頭に。アンバーシャダイが、そしてカミノスミレがゴール前で襲いかかるが、振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。初めてのビッグタイトル獲得である。

キョウエイプロミスの鞍上は柴田政人。後に岡部幸雄と並び、日本競馬史に残る名手と呼ばれる存在となる柴田政人は通算800勝を達成。区切りの勝利がビッグレースというあたりは、スタージョッキーらしいところなのかもしれない。そして、キョウエイプロミスは次走のジャパンカップではアイルランドのスタネーラにアタマ差まで迫り、2着。日本馬としてはこのレース初の連対を果たすことになった。

この年の天皇賞(秋)は、芝3200メートル戦で行われる最後の天皇賞(秋)となった。翌年1984年から芝2000メートルのレースとなり、G1に格付けされた。この距離短縮の背景に、ジャパンカップのステップレースとして位置づけたい、という想いがあったとされている。しかし、この1983年の優勝馬キョウエイプロミスを見ると、それまでの条件でも、その役割は十分に果たせていたのではないか、という気持ちにもなる。

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