• 天皇賞 春 2002年

天皇賞 春・秋

第125回 天皇賞(春) 2002年

前年2001年の菊花賞、有馬記念を制した馬が単勝1番人気の座を他の馬に譲る事態に。原因は年が明けて2002年の初戦となった、前走の日経賞にあったに違いない。負ける筈がないと思われたレースでまさかの6着。掲示板を外してしまうほどの敗戦を予測できた人は多くはなかっただろう。単なる「叩き台」なのか?それともスランプに陥ってしまったのか?多くのファンのそんな迷いは「マンハッタンカフェ2番人気」という形になって現れた。

マンハッタンカフェはそんなファンの迷いと共にら天皇賞(春)に挑むことになる。道中はその単勝1番人気の座を譲られた形のナリタトップロード、そして前年2001年のダービー馬で年度代表馬ジャングルポケット、この有力馬2頭と並ぶように追走する形に。どちらも前の年に既に負かしている馬だ。だが日経賞での敗戦がこの2頭との対決を不安にさせる。

最後の直線、マンハッタンカフェはやはりナリタトップロード、ジャングルポケットとの叩き合いの形になる。先に動いたのはナリタトップロード。マンハッタンカフェはその内側を突いてゴールを目指す。ジャングルポケットは外を回って追い込み態勢に。横一線の激しい叩き合いとなった。ゴールした時、この3頭のタイム差は0秒1しかなかった。厳しい競馬だった。だがマンハッタンカフェは負けなかった。ナリタトップロードを1/2馬身差競り落とし、ジャングルポケットの追撃もクビ差凌いだ。復調していた。前年2001年の菊花賞、有馬記念を制した強いマンハッタンカフェに戻っていたのだ。

この勝利で「国内最強」を証明することになったマンハッタンカフェは、戦いの場を海外に求めることになる。挑んだレースはフランス・凱旋門賞。レースは13着に敗れたが、「日本代表」としての資格に異論を唱える者はいなかったと記憶している。激しい競馬を制した天皇賞(春)の勝利がその根拠となっていたからに違いない。

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