• 天皇賞 秋 1982

天皇賞 春・秋

第86回 天皇賞(秋) 1982年

1982年の天皇賞(秋)で、単勝1番人気に支持されたのはサンエイソロン。前年1981年のダービー、菊花賞で2着に入っている。この1982年に入ってからは、中山記念5着、高松宮杯2着、毎日王冠2着。大崩れはしていない。2番人気はアンバーシャダイ。前年1981年の有馬記念を優勝している。1982年に入ってからは、アメリカジョッキークラブカップ1着、アルゼンチン共和国杯2着、天皇賞(春)2着、毎日王冠4着。この馬も堅実な成績を残している。そして3番人気はキョウエイプロミス。前走で毎日王冠を制している。

レースは2周目の3コーナーで、4番人気のメジロティターンがロングスパート。4コーナーから直線の入り口で先頭に立つと、後ろから追いかけてくるヒカリデユールやカツアールらを振り切って先頭でゴール。人気馬はアンバーシャダイが5着、キョウエイプロミスは7着、サンエイソロンは12着といずれも大崩れ。波乱の結果となった。

直線の長い東京競馬場で、3コーナーからロングスパートを決めての勝利。これは豊富なスタミナを誇る馬でなければ出来ない芸当だ。メジロティターンの父は、1970年の天皇賞(秋)を制したメジロアサマ。メジロティターンのスタミナは、このメジロアサマから受け継がれたものなのかもしれない。そしてメジロティターンが引退後、種牡馬としてターフに送り出した産駒の中に、1991年、1992年の天皇賞(春)を制したメジロマックイーンがいる。メジロアサマ、メジロティターン、そしてメジロマックイーン。父子三代での天皇賞制覇は、日本競馬史に残る偉業として知られている。多くの競馬ファンがロマンを感じる「血のドラマ」。メジロティターンは、そのドラマの魅力を父から子へ受け継ぐ役割を果たした馬だった。

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