• 天皇賞 春 1984年

天皇賞 春・秋

第89回 天皇賞(春) 1984年

1984年の天皇賞(春)で単勝1番人気に支持されたのはホリスキー。1082年の菊花賞馬である。前年1983年の天皇賞(春)は2着。その時の雪辱戦となった。

2番人気はテュデナムキング。前年1983年の有馬記念で2着に入った実力馬である。前走の中山記念を制しての参戦となった。

3番人気はダイセキテイ。この年に入って実力をつけてきた馬だった。ダイヤモンドSと目黒記念を連勝して、天皇賞(春)へと駒を進めた。

レースは波乱の決着となった。優勝したのは6番人気のモンテファスト。前年1983年に目黒記念(秋)を制しているが、重賞勝ちはこの一つのみだった。その目黒記念(秋)の前走だった天皇賞(秋)は4着。次走となった有馬記念は7着。この1984年の初戦、日経賞も4着に敗れている。しかしこれはデビュー直後の脚部不安が原因だった。状態が万全なら、大きなレースを勝てるだけの力があったということなのだろう。このレースの結果がそのことを証明してくれている。この馬の兄であるモンテプリンスも1982年の天皇賞(春)を制している。素質が高かった馬なのだ。

勝ったモンテファストにも驚かされたが、更にファンをびっくりさせたのは2着に入ったミサキネバアー。単勝は8番人気。地方・大井競馬でデビューした馬だったのだ。大井所属時は1982年の東京王冠賞や1983年の大井記念で優勝するなど活躍したが、中央競馬に移籍後は勝ち星なし。それでもこの1984年は中京記念、京都記念、鳴尾記念で連続して3着に入るなど、中央競馬の水に慣れてきた時期だった。

波乱となったこの1984年の天皇賞(春)。しかし人気薄の上位2頭は、このレースで活躍できる兆しが全く見えない馬ではなかったのである。

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