• 天皇賞 秋 2000

天皇賞 春・秋

第122回 天皇賞(秋) 2000年

2000年の天皇賞(秋)で、単勝1番人気に支持されたのはテイエムオペラオー。前年1999年の皐月賞馬はこの2000年、更なる真価を遂げた。京都記念、阪神大賞典を優勝し、続く天皇賞(春)で2つ目のG1タイトルを手にすることになる。更に続く宝塚記念も優勝し、夏を挟んで京都大賞典も勝って5連勝。この年は無敗の形で天皇賞(秋)に駒を進めたのだ。

しかし、そんなテイエムオペラオーにも、このレースに限っては不安があった。この天皇賞(秋)は、それまでの5戦よりも短い距離でのレースとなる。速い流れになった時に、果たして対応出来るのか?更に外枠は不利と言われる、東京競馬場の芝2000メートルで、7枠13番と外目の枠を引いてしまう。単勝オッズが2.4倍と、1倍台にならなかったのは、ファンもその不安を感じていたからだろうか?

こうした不安は全くの杞憂だった。好スタートから、5~6番手のポジションを確保したテイエムオペラオー。直線ではその前を行くメイショウドトウが先に馬群から抜け出すのを確認してから、自らもスパート開始。メイショウドトウをあっさり交わすと、2馬身1/2差をつけてそのまま先頭でゴール。完璧な勝ちっぷりで6連勝をマーク。最強馬ぶりを見せ付ける結果となった。

レース後、鞍上の和田竜二は、更にもう一つ不安を抱えていたことを明かした。それは和田自身がデビュー以来、東京競馬場で勝利を挙げたことがなかったのだ。デビューして5年目に挙げたこの勝利が、東京競馬場での初勝利だったのである。この2000年はこの後もジャパンカップ、有馬記念を制して8連勝。負けなしで1年をシーズンを終えることになったテイエムオペラオーだが、最も不安材料が多かったレースは、この天皇賞(秋)であったに違いない。その不安材料の全てをクリアしての勝利だった。

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