• 天皇賞 秋 2004

天皇賞 春・秋

第130回 天皇賞(秋) 2004年

2004年の天皇賞(秋)で、単勝1番人気に支持されたのはゼンノロブロイ。前年2003年のダービー2着、有馬記念では3着。この2004年も天皇賞(春)で2着。G1タイトルに手が届きそうで届かない馬だった。「勝ち切れなさ」はG2戦でも見られた前走の京都大賞典では2着。「あと一歩」から抜け出すことが出来るのか、どうか。2番人気は、前走で毎日王冠を制したテレグノシス。2002年のNHKマイルカップ優勝馬である。とにかくこの東京競馬場でのレースには強い馬だ。3番人気はツルマルボーイ。この2004年、安田記念で念願のG1タイトルを獲得した。この馬の末脚も府中向きという評価が、ファンの間では定着していた。

1000メートル通過60秒1と、決して速いとはいえない流れとなったこのレース。その流れの中、3番手からレースを進めたダンスインザムードが直線で先頭に立ち、内ラチ沿いを粘り込む。前の馬に楽な流れのレースだったせいか、後続の馬はなかなかこのダンスインザムードを捕まえることが出来ない。ようやく馬群から1頭、抜け出してダンスインザムードに迫ってくる馬がいた。ゼンノロブロイだった。ゴール手前でダンスインザムードを捕まえると、そのまま一気に突き放し、1馬身1/4差をつけて先頭でゴール板を駆け抜けた。

ゼンノロブロイにとっては、これがようやく手にすることが出来たG1タイトルだった。この勢いはそのまま続き、次走のジャパンカップ、そして有馬記念とG1・3連勝を果たすことに。ようやく素質が開花した瞬間だった。それにしてもこのレース、勝ったゼンノロブロイの鞍上がオリビエ・ペリエ、2着ダンスインザムードがクリストフ・ルメールと、外国人騎手によるワン・ツーとなった。「G1の馬券を当てるには外国人騎手から」などという、ファンが増えたのはこの頃からである。

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